2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

・江戸東京たてもの園 承前。小金井公園に逝ったら、開園記念日?とやらで無料だという。花見客でごった返しているが、コレは這入らなくちゃね。 入場時にパンフレットとビニール袋を手渡される。そーか、二ホンの家屋なので、土足厳禁なのだった。まあ、い…

・ある日のポタリング#24&街歩き#178 9時過ぎ、チャリに乗って出ようとしたら、寒い。そして、風が強い。取り敢えず、多摩湖自転車道で花小金井まで。ヴィーガーデン前辺りはもはや満開だわ。 20年ぶりくらいで鷹の台駅で下車。もっと寂しい駅だったよう…

淫女と豪傑 - 武田泰淳中国小説集 (中公文庫) 作者:武田 泰淳 中央公論新社 Amazon このタイトルでは、2022年の現在では不適切扱いされるんだろうなあ。ってか、泰淳が死んだのは現在の私の年齢なのか! 泰淳、本領発揮の短編集なり。 しかし、此処に記され…

小熊秀雄と池袋モンパルナス―池袋モンパルナスのそぞろ歩き 作者:玉井 五一 オクターブ Amazon 劈頭の鶴見俊輔のオマージュが良い。ニホンジンなるものの虚像を引っぺがすためにも、2022年の今こそ読まれるべきである。 幼少時代は不遇、そして野生人だった…

ある日の街歩き#177 もうね、サクラも咲きますよ。鶴巻町を通り抜けて、神田川へ。満開前のこのくらいがイイ感じだね。 久しぶりに、都バスに乗ってみる。早稲田始発で一番目。護国寺辺りの商店も、まあすっかり近代化されてるんだわさ。 本駒込5丁目で降…

・ドバイデイ オーソリティは何たって木村Tってのが心配の種。シュネルマイスターは勝つときはいつも辛勝なのが厳しいところ。ステイフーリッシュは前走巧くハマったけど、泥鰌が2匹いるかしらん? あとは…。 ・毎日杯 なんと、出走10頭中5頭を勝たした経…

快楽ワイン道 それでも飲まずにいられない 作者:山本博 講談社 Amazon 弁護士らしからぬ軽妙洒脱な文章。しかしまあ、典型的アルコール依存症の老人だわ。 卵のワイン煮に良質ワイン2本を使って煮詰めたんだと。 ラフロイグはヨードやクレオソートみたいな…

彰義隊遺聞 (集英社文庫) 作者:森まゆみ 集英社 Amazon 新撰組がさんざんアニメ化されてるのだから、彰義隊もアニメ化されてもよい。山岡鉄舟なんかいいキャラだわ。 タイトルは「異聞」でなく、「遺聞」なのだった。もちろん、谷根千の主宰としての筆者は官…

ソーントン・ワイルダー〈1〉わが町 (ハヤカワ演劇文庫) 作者:ソーントン ワイルダー 早川書房 Amazon 舞台監督の登場で客のイリュージョン同化を阻止するらしい。で、地学や人類学の蘊蓄。しかし、延々とキリスト教神学みたいなんが続くと寝てしまう。

沖で待つ 作者:絲山秋子 文藝春秋 Amazon ・勤労感謝の日…何とも身も蓋もない話。ま、こんなもんやろけど。 ・沖で待つ…バブルの頃の総合職のお話。私小説かしら。ハードディスクを壊すのに執着するのは判らない。 ・みなみのしまのぶんたろう…つい先日死ん…

ある日の帰省#33 そーだ、祝日というのは、自転車置き場も空いてるし、電車も混んでいない。だから、早く出ることにする。ただし、花屋がやってないかもしれないので、わざわざ9時過ぎに着くようにしたのだが。 しかし、花屋は開店していない(~_~;) 仕方が…

橇・豚群 (講談社文芸文庫) 作者:黒島伝治 講談社 Amazon 戦前の、それも田舎のお話だから、矛盾が集約されている。出口なし。 進学断念、銀行倒産、豚飼い→豚の氾濫 醤油屋の悲惨な最期。で、軍隊志願。諭されて帆船乗り。 シベリア満州4部作?の掠奪描写に…

明日のルメール#588 せっかくの休日だが、彼岸なので墓参にいかなあかん。中京では4人の女性Jが終結か>もっと増えたら限定レースが第3場であってもいいかしらん? 1900円 5R☆ 当該コース3戦連続のKindlichがソロソロ勝機。相手にはFパンドラの孫N…

明日のルメール#586 サウジで爆発! んで、コロナ陽性で2週休み(-_-;) でもって、来週はドバイ? ま、松山Jみたいな不運がいつ起こるか分からない世界。まだまだ先は長いけど、ここ2週は退屈でしょーもなかったから、できれば今週だけは、美味しい美酒に…

目まいのする散歩 (中公文庫) 作者:武田泰淳 中央公論新社 Amazon 目眩がするのは持病? しかし、明治神宮が気に入りの散歩コースとは意外! 乃木大将と間違えられて当惑しつつも、百合子さんが食堂に近づくと生き生きしてくるとか、心外だわヽ(`Д´)ノプンプン …

続氷点(下) (角川文庫) 作者:三浦 綾子 KADOKAWA Amazon 何だかもう展開がTVドラマみたい。ってか、この原作ならつくりやすかったろうな、きっと。放映当時、見てないけど。 植民地ジャパンの紐付き独立! なんて辰子さんのサロンはスゴイやね。 サハリン帰…

ある日の街歩き#176 午後10時前に電車に乗って、大崎へ。もうね、工業地帯を脱して、商業施設ばかりになっちまった。小関橋から見える目黒川は今朝の雨で濁っている。空は青いし、もう既に暑いぜ。 図書館まで行って返却。振り返って見てもビルばっかりです…

オオカミ県 作者:多和田葉子 論創社 Amazon 何しろ、溝上幾久子さんの銅版画がド迫力。 そしてもう、ネットのフェイクニュースが躍動しているのだ。 食い物と燃料と疫病とセックスワークが世界を回している…。 オオカミカフェなる癒しスポットもある。 だが…

明日のルメール#587 終末は雨模様だが、日曜は乾くかな? 2500円 3R◎ 我がサクセスMは松岡Jからの乗り替わり。初戦で乗ったLyridsよりは上という判断かな? なら、ここは勝たせたいところだなー。先行できそうなLプレシードが穴か。 馬単 14→(8,16…

教育は社会をどう変えたのか——個人化をもたらすリベラリズムの暴力 作者:桜井 智恵子 明石書店 Amazon 保護者や行政が子どもに求めていることは、能力主義=自己責任論に基づく私的財産の獲得競争であり、勉強であり、結果、人間関係の希薄化だろう。←まあ、…

ある日の街歩き#175 まずは青山一丁目の赤坂図書館に行って本を返却。半蔵門線から千代田線に乗り換えて、三角形の砧図書館に本を返却。成城学園前から仙川を見下ろす。左側が成城学園本体。もう1か月もせずに桜は満開となるんだろうな。 駅前に鎮座する成…

多摩・武蔵野スリバチの達人 (高低差散策を楽しむバイブル) 昭文社 Amazon ほー、ついに昭文社もこんなんを出す時代になったか。 何度もチャリンコで訪れた場所ばかりなのだ。 しかし、行政がもっと立札・掲示板とか立てて啓蒙保存に努めるべきだと思う。 三…

ヘイトスピーチと対抗報道 (集英社新書) 作者:角南 圭祐 集英社 Amazon 愛媛新聞~渡韓~共同通信という筆者の略歴は??だったけど、意外にも真っ当過ぎて拍子抜け。

マンガでわかる はじめてのおうち漢方 作者:きむら ひろき 家の光協会 Amazon ほー、こんなんを家の光協会が出す時代なんか! 私は完全に「気滞」タイプやなー。ストレスを感じると暴飲に走るしなー。 入浴、かかと落とし、深呼吸。これらは大切だとな。

日日雑記 (中公文庫) 作者:武田 百合子 中央公論新社 Amazon おお、アートシアターのフリークス上映会ですれ違っていたかもしれないんだな。80年代の文芸地下でも! 原宿の旧渋谷図書館でも憂歌団のライヴでも! マリクレールなんて手に取ったこともないけど…

ある日の街歩き#174 うん、たまには西の方へ逝ってみるか。それも自転車ではなく。というわけで、武蔵境から西武多摩川線。9時半のしかも下りとあって、最後尾はほぼ貸し切り状態。上空から勝手知ったる野川公園を見下ろすのはなかなかに新鮮だ。 ほー、サ…

氷点(上) (角川文庫) 作者:三浦 綾子 KADOKAWA Amazon ありゃりゃ、いきなりのヨロメキ、そして二股の欲情ですかぃ。 医者の幼い娘が締め殺された。犯人はタコ部屋上がり、中支で負傷。 乳児院の犯人の孤児娘を引き取ることに、という有り得ない展開。 し…

契丹伝奇集 (河出文庫 な 6-3) 作者:中野美代子 河出書房新社 Amazon 上のではなく、日本文芸社の単行本。 親子の思想の違いを、女のからだで精一杯すり抜けていけば、勝ち目は女のにあると決まっている…のだと。そして、色仕掛け、男色、黄河の塩水化、女俑…

ある日の街歩き#173 初めて池袋のメトロポリタン口なる出口で降り、初めて自由学園明日館に逝く。 西池袋2丁目界隈は昔のブクロって感じで、ゴミゴミしていて自動車が動きづらそうで悪くはない。で、婦人の友社ってこんなとこにあったん?? いやもう、自…

山川菊栄評論集 (岩波文庫) 作者:山川 菊栄 岩波書店 Amazon 今読んでも、極めて聡明かつ刺戟的な評論集。 伊藤野枝に断固として公娼廃止を説く。 貞操とは男子の女子に対する独占の希望から発した、女子の個性萎靡、本能抑圧の要求である、貞操は売淫の原動…