ある日の街歩き#121
先週のリヴェンジで、今日は何とか天気がもちそうだ。早稲田で降りて鶴巻図書館。この東側は鶴巻町の交差点にかけては未だに印刷製本業がさかんなようで、フォークリフトやトラックが占領している。大滝橋を渡って江戸川公園に入る。サクラはすっかり散っているが、幼稚園児が群れている。
この階段を上る。意外とやわい。しかし、この断崖が神田川がつくったものなのだなー。人工河川なのに。
関口台町小学校の横を過ぎると、椿山荘や独協中高や東京カテドラルやらが見えてくる。目白台図書館へ。目白台3丁目の狭い道をたどる。
こんな懐かしい感じの家屋も。
で、少し進むと、こんなスカスカの広場が。
近寄ると、こんな立札が。どーやら東京大学の目白台インターナショナルビレッジなる学生寮(三鷹のよりは相当お高いらしい)の隣に、旧医学部附属病院分院なるものがあったらしい。しかし、跡地の公園?はコロナがどうたらの言い訳と共に、立ち入り禁止。粗大ごみ置き場と化している。さらに進むと盲学校やら稲荷神社やらがあって、首都高の出口がある。しかし、この坂はなかなかにスゴイ。
この辺の家はほとんどが4F建て5F建てで、狭い道を配達の人やバイクが走り回る。
横断して、雑司ヶ谷1丁目に這入る。ここら辺もなかなかにカオス。
生活感溢れるアパート。
丸窓のある家。
古い家と高低差のある路地が堪らない。雑司ヶ谷という名前の通りに、雑民的というか?
そしてまあ、おそろしく古めかしい煙突のある建物に突き当たる。なんと、コレは日本女子大の寮!
こんな郊外にありそうな屋敷も。
こちらは旧宣教師館。何だかヨコハマみたいだ。
そして、雑司ヶ谷墓地へ。何の仕切りもなく入れるのは素晴らしい。実はここに来るのはたぶん初めて。谷中、青山、染井、多摩、小平は既に訪問済みなのだが、ここほど街の一部になっているのは面白い。しかし、有名人の墓の位置は知らせてくれないのだな>公立霊園だからか?
おそらく誰よりも著名な夏目漱石の墓。かなりバカでかいが、メインストリートから一歩隠れていて見つけにくい。
一応、永井荷風の墓にも詣でようと思ったんだが、1-1-7にあるらしいんだけど、ちょうど付近で墓参の人がいて探すのも憚られる。ま、次回のお楽しみということにしとこう。
それにしても、付近には管理事務所や寺だけでなく、斎場もあるのね。
都電の線路。付近は随分と立ち退きさせられたのだろう。
少し前までこんな家が並んでいたのだ。
偉容をほこる東京音大。
鬼子母神を通り抜ける。何故かオトコの一人参拝客が目立つ。
で、前回の宿題。高田小学校跡地。雑司ヶ谷公園はまるで東伏見公園の縮小版みたい。そして、丘の上テラスは、なんだか東急沿線っぽい感じ。
副都心線に乗って渋谷へ。銀座線に乗り換え神田まで。銀座線は随分とシックな色合いだが、所詮は6両編成。駅間も狭いし、使いづらいわな。まちかど図書館で返却し、神保町へ。うん、まだ20年くらいしか経ってないのに、殆どもう知ってる店は無くなってるんだなあ。キッチン南海が別の場所で営業を再開したのは見た。取次の神田村があった場所に巨大なビルができて、もう汗も血も吸い取られたんだろうなー。
そそくさと帰ろうとしたら、途中で人身事故。むー。しかし、特快に乗れたのは良かった。まだツキがある。自転車に乗って、深大寺付近で漸くランチ。うん、交通なんちゃら週間で、警官がやたらと多い。