ブルームーンは、やはりコレでなくちゃいけない。他の有象無象の演奏や歌など屁でもない>この歌を思い入れたっぷりに演じられると反吐が出る。歌詞に潜む「永遠の伴侶」みたいな胡散臭さを相対化しつつ、むしろ洒落のめすような歌唱と演奏の素晴らしさ! 唯一無二。

 

 これはヨコハマの歌というより、素直に聞くと、中国や朝鮮、ひょっとしたらロシアの港にも思える。「色あせた桜ただ一つ」ってのは撤退した日本軍の象徴にも聞こえる。何といっても「チラリホラリ」「キラリチラリ」「ソヨロ」「ウツラトロリ」という音感が絶妙! とはいえ、戦後間もない占領軍下?の横浜の映像はかなり貴重かも?