また、随分とカルトな本が出たもんだ。筆者は高校講座日本史で見たことがあるな。自分語りから始まるんだ。

筆者の分析だと、総武線常磐線沿線ではホッピー、京成線沿線では焼酎ハイボールが席巻していたと。葛飾ナショナリストらしく、隅田川以東が下町ではない、などと云うのは勉強不足だと啖呵をきる。そして、焼きとんではなく、もつ焼きが正しいのだと。荒川放水路の工事にかかわった朝鮮人の生活に根差した食文化だと。素晴らしい!

ま、でも、焼く、煮る、刺身だったら、魚の肴と変わらんのでは?

各居酒屋の器を分析するのは、さすがに考古学者ならではだなあ。

ふーん、かつては悪評高かった金町浄水場の水はキレイになったんか?

立石仲見世の店の栄枯盛衰もなかなかに味わい深い。

青戸の京成名画座って駅直結だったのだなあ。名前はよく覚えているが、果たして行ったことがあったかどうか??

つげ義春が立石で育ったってのは知らなかった。

立石は古代東海道の中心に位置していたんだ。