ある日の街歩き#110
10時前に電車に乗ればまずまずか、最近は。まずは千代田図書館へ。相変わらず手続きは面倒だな。しかし、空いてらあ。
本郷三丁目まで行って、真砂中央図書館へ。ここは結構、岩波文庫が揃ってるなあ。先日撮影した古い家は既に絶賛マンションに建て替え中だった。
大江戸線で月島まで。減便ということで、ビビっていたがさほどのことはなさげ。月島図書館も人は少な目。特にどこにも行かず、築地から日比谷線で南千住へ。
ああ、ここにも道を作ろうというのか。
コツ通りの豆腐店、何とか健在。しかし、何やらりにゅうあるは進んでるみたいで、つい2年ばかり前に来た時にあった店はもう…。
南千住図書館前の彫像。「夢現」とあるが、そこはかとなくエロい。
こんなサーヴィスもあるんやなあ。
で、ここも空いてた。地域資料が全部、ゆいの森に獲られたのかと思いきや、しっかり残っていて安心。一方、かつては、ここに創元推理文庫がガッツリあったのだが、跡形もなく消滅か…。
ライフで酎ハイとパンを買って、滑り台もある天王公園なる公園でランチ。しかし、ライフもこの前来たときは、一休みコーナー?が高齢者の社交場と化していたのに、今やだれもいない。
天王公園は、かつての武家屋敷跡らしい>てっきり工場跡だと思ってたのに。しかし、この岩石怪獣を髣髴とさせるオブジェは圧倒的である。この辺も子どもは多い。ウルサイくらいに。少なくとも東京は少子化ではありえないな。
千住大橋の手前に、熊野神社なるものがあるが、もはや宅地に埋もれている。東北やら川越やらの物資の十字路だった模様だが、それは現在の水戸街道=国道6号も変わらない。
ひっきりなしにクルマが行き交う。ここらの狭い路地にも溢れてくる。
実は千住大橋を渡るのは二度目。歩道は片側2つに分かれているものの、自転車が両方使っているので、なんとも歩行者には厳しい。
そして、20数年ばかり前にはなかった芭蕉リスペクトも凄まじい。足立市場にも奥の細道の看板が(~_~;)
千住大橋駅付近は、廃れた商店街がぱらぱらと残存しているが、かつての繁栄は望むべくもない。千住警察署入口の交差点から奥に這入ると、なかなかに旧い電気屋と酒屋があった。
その横にも凄まじく旧いアパート。
そして、少し先には千住神社。
この道の左側は倉庫・流通Cがあって、マンション建設中。かと見れば、右側はおそろしく密集した家家と通行不能な道路のエリアが。
中居町のNTTビルの脚線美に浸ろうとすると、無粋なクルマの突入に邪魔される。
うーん、やはり北千住は面白いなあ。ビートたけしだったか、「北千住の地理にやたら詳しいバカ」とかいうギャグ?が合ったような気がするが、ほんとうに北千住マイスターになるのはタイヘンなことだと思われる。東側は観光化されているし、南側は大学に占拠されたが、西側と北側と南側の辺境はまだまだ面白そうなところがいっぱいありそうなのだ。