- 作者: 姜信子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/06/16
- メディア: 単行本
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この人の文を読むのは初めて。幻想小説にも聞き語りルポにも歌謡批評にも或いはセンチメンタルジャーニーにも思われる不思議な高揚をもたらし,実在する人物なのか,会話の内容が事実なのかも定かではないのだが,説得力を感じさせている。
第3章までは……。舞台がハワイに代わりある意味トレンド!?なライ病の話になるや,急激にストレートで平板な語り口になった第4章以降が残念である。「踊りを知らなかった私の体が微妙に揺れはじめた。私の内から外へと流れ出す感情に体がぎこちなく動きはじめた」→あーー,この感動など,大学教員にして表現者である筆者と異なり,カネも時間も他者との会話力も絶望的に不毛な私などにはもう決して一生起こらないんだろうなぁ(-_-;)
- イェン コンスタンティーノ
この歌い方,非常に余韻が残る。20歳にしてこの色気…畏るべし。
- アレークサンドラ
懐メロ。水曜の「まいにちロシア語」を聞いてたら久しぶりにかかった。これは名曲だ。映画「モスクワは涙を信じない」はかつて夜中によくやっていて何度も見たな。