浮雲 (新潮文庫)

こんなメランコリーな表紙ではない。何しろ注がやたら多すぎて辟易する。

しかし、冒頭から錦町や小川町が出てきて、筆者の実家が猿楽町にあったなんて全く知らなんだ。

まいらせそろ なんて字があるんだ!

お摩り、って女中兼妾なんだ。

これって、純情可憐なる恋愛小説かよ!

お勢が魅力的。吾輩には『アイドル』(本尊)が一人有るから、だって!

団子坂の菊見の活写。女の髪型ばかりだが。

白ゴマ点なんぞあったんか?