さすがはニーナ・シモン。持たざる99%の感情を代弁。前半は否定に次ぐ否定で、家族を持たない私も共感。もちろん、神も国も否定だよ。一転して後半は全肯定。頼るものは自分の肉体と感覚だ(そして肝臓w)。そして魂の自由。堂々たる闘争の歌!

 

お化け屋敷に裏口から迷い込んだような音と映像。管楽器も弦楽器もドラムも妙に和風で、時折、硝子を引っ掻くような、蝶番の外れるような、生温かい空気が流れるような気配がする。