無頼の画家 曾我蕭白 (とんぼの本)

無頼の画家 曾我蕭白 (とんぼの本)

 
 

  怪獣・怪人・妖怪が跋扈する蕭白ワールド。おかしさの中に、どこか哀しみのともなう画風。色付きの絵は当時珍しかったそうな。図版の脇の解説が小さすぎて読みづらいのが難点。

でも、40p~48pの仙人たちの絵は圧巻! やはり、道教儒教や仏教よりはずっと面白いわさ💓

まあ、人物はみんな煩悩の塊りだわ。特に、目とか口元とか、慾望がほとばしっている。

そして、風景もまた、絶壁しかり波濤しかり竜巻しかり。