怠惰への讃歌 (平凡社ライブラリー)

怠惰への讃歌 (平凡社ライブラリー)

 

 ・一流文明国の政府の公の出費は,大部分,過去の戦争に対する支払いと未来の戦争の準備のためだという事実と考え合わせると,自分の金銭を政府に貸す(=貯金)人は,殺人者をやとった悪漢と同じ立場である。

実はラッセルを読むのは初めてだが,どうやら反共の社会主義者というスタンスらしい。議会主義は英米仏以外では根付かない…とかは苦笑したけど,英米仏だって怪しいもんだ。欧米の若者がシニカルなのは80年前からなんだなぁ。でも,1章を除いては退屈でしたよ。☆★