- 「海に住む少女」
- 作者: シュペルヴィエル,永田千奈
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/10/12
- メディア: 文庫
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シュペルヴィエルは短ければ短いほどよいな>昔読んだ長編はかったるかった(汗) この10編の中では,「セーヌ河の名なし娘」と「空のふたり」が最も面白かった>生と死の狭間の妙ーな世界観。「足跡と沼」はのちの南米文学の悪魔的レアリスムを思わせるし,「ノアの箱舟」は俗悪であるが故に素晴らしいパロディである。
- 「水滸伝」から中国史を読む
梁山泊をキューバ革命になぞらえ,カストロを宋江,ゲバラを晁蓋(ちょうがい)に喩える北方謙三。スローガンは「替天行道」(天に替わり道を行う)だそうな。しかし,果たして彼は国家を造ろうとしたのだろうか?