短編映画を見るようではある。収容所,監獄,精神病院,修道院…のようにも見えるが養護学校らしい。主人公はイジメとも少しズレル「誰からも忘れられた心地よい状態」なのだ。「その女の子が見捨てられていて,羨望とか争いのもとにならないからこそ,みんなはその子を笑うことができた…自分は誰も奪い取ろうとしない最下位の場所を手に入れたのだ…徹底的に愚かになって,押されたり,ほんのちょっとすすり泣いたりしていればよいのだ」「どんな無秩序にも敵意が含まれている…その行き着くところは腐敗や死や混乱などだったが,…女の子は洋服の山をきちんと整理し,いつでも見分けがつくようにしておくことで耐えていた」沈黙によって盗みの片棒を担いだことから変化が始まる。ここまでの前半はなかなかよいのだが…後半は,ありがちな性描写に唐突な老化…ありゃブリキの太鼓の反歌?っつうか,ドイツの鬱ライノベかょ…と白けた。主人公の名前を「女の子」と訳すのはいかがなもんか? カフカ的にKにしちゃうのもテだけど。

秘書のアリー(愛まち子)を虐待するロボット長官(成瀬昌彦)>こりゃ完全にSMプレイです…笑かしてもらいましたw 長官のアタマの発条に油をさすのが何とも云えません(汗)>コーヒーなんかいらないんじゃねぇーの?