• 「泣きたい気分」(Aガヴァルダ・新潮社)泣きたい気分

サガンは1世紀後も読まれるだろうけど(デュラスは何度も読むのを挫折してるので論評を避けます),こちらは四半世紀たてば消えるだろうな。でも,「カットグート」のような残酷風味,「ジュニア」のような戯画化,「幾年ものあいだ」のような中年純愛には才気を感じさせる。パリよりも田舎を舞台にした方が面白いのは意外。

うーみゅ「卒業」パターンとは,あまりにも想定内^_^;でしたが,玉青カワイソス<意味深なラストシーンの「お帰りなさい」はちょっと唐突感(一夜の衝動的駆け落ちゲイムだったのかぃ?)。せっかく渚砂の方から静馬を押し倒したってぇのにさ…。いや,「カルメン」みたいに渚砂を刺しちゃうのかなとか思ってましたん。結局リ・ルムは引き立て役に終始ですかい<今頃になってよー喋ってるし,喫茶部立ち上げてるし(笑)。光莉のリボンを結んでやる夜々 イタセツナイなぁ>次は蕾と…huhuhu。天音のような男装麗人タイプはデクノボー化が著しいなぁ。要と桃実に台詞ナシ。なお,今回いつにも増して音楽が素晴らしかったです。あーあ,生きる愉しみが一つ減っちゃったよ。