戦後短篇小説再発見2 性の根源へ (講談社文芸文庫)

坂口安吾「戦争と一人の女」空襲でオルガスムを感じる女。

田村泰二郎「鳩の街草話」自然主義

武田泰淳「もの喰う女」二人の対照的な女。喰うことは性慾なり。

吉行淳之介「寝台の舟」男色趣味。

野坂昭如「マッチ売りの少女」マッチ一本ご開帳。

中上健次「赫髪」ショベルカーやブルドーザーよりダンプカーのがいいんだって。

富岡多恵子「遠い空」唖の男が老婆に性交を迫り、身代わりが殺される。そして替りの弟が。