異端論争の彼方へ―埴谷雄高・花田清輝・吉本隆明とその時代

サッド、バッド、グラッド、マッド納税四人兄弟。

ダブルスパイという花田評価。

吉本は日本近代の自我を疑うことなく、わたしを立ち上げることができた。

花田=首猛夫説。

だけどまあ、この筆者にしては全く盛り上がりに欠ける。「幻視するバリケード復員文学論」は結構興奮して何度も読んだ記憶があるが、ミステリー作家?を経て、老成したんだろうなー。まさに「よっこらしょと」文を追うのがしんどすぎるわー。