第三阿房列車 (新潮文庫)

品川駅は停まってもう通過しても、暗い影をふむ様な気がする駅であった

厚狭のホームでテニスのラケットを渡す。

傾きかけた西日が車窓一杯に射し込む大村線。これは経験がある。

音痴を犬吠埼という理由>銚子っぱずれ。紅茶も珈琲もバタもマヨネーズもない銚子の宿。

運転取扱確認要項の列車監視の仕草って大阪管理局が嚆矢だったのか。

皇后が金色の汽車に乗って、頭の狂った王様の許へお見舞いに行かれると日記に書いた、のだと。

松江の名物が鱸(スズキ)なのは松江(ズンコウ)、赤壁ノ賦に由来する、ってホンマかいな?

清水駅は昔の江尻駅、今の横浜駅がある場所は平沼駅、京都駅があったのは七條駅であったとな。

伊藤博文は大磯で自分が乗る為に下関行き急行列車を1分停車させた。

かもめは二、三等編成の特急で、つばめやはとについている展望車はない。

巻末にマンガ付き(;´・ω・)