ゆいの森では館内限定だったのが、南千住図書館では館外ОKだったので、借りる。
そもそも汐入は、源頼朝または上杉謙信の家臣が拓いたのだという。
牡蠣殻が原料の胡粉の産地。そして、良質の大根の産地。
千住市場は川魚問屋が多く、周囲にはフナの雀焼きの店が多かったらしい。鴎外の弁当が手賀沼のウナギだったそうな!
工場も、南千住製作所(製紙)、東京紡績(東洋紡)と東京毛織(渋沢栄一のやつ)があったという。
胡録神社は保育園に囲まれて現存している模様>次は訪れてみるか。
水練場や大学艇庫の賑わいもあった模様。
村上浪六の「当世五人男」 有馬頼寧の少年・青年時代。小山内薫や啄木、花袋。
関東大震災後に汐入魚市場ができたものの。移転を重ねる。
何しろ隅田川貨物駅と隅田川の船運、そして鐘紡をはじめとする大工場群。…にも拘わらず、牧歌的な風景が広がっていた由。
しかし、往時の写真は乏しいようだ。
日本資本主義のハッテンには手放しすぐる。
で、千住大橋付近は、この本を借りてから訪れたのだが、まだ未読だったので、また次回に。