草枕 (新潮文庫)

草枕 (新潮文庫)

 

 実はこの小説を読むのは生まれて初めて。こんなん高校生に読ましたらアカンよな~>則天去私など死にかけの人間にのみ相応しい。「住みにくき世から,住みにくき煩いを引き抜いて,難有い世界をまのあたりに写すのが詩である,画である。あるは音楽と彫刻である」なんて冒頭から宣言され,やたら注の多い文章で,時折俳句やエイゴや漢詩が混じる…。キ印の那美サンが出てこなかったら,どーすんだこの話…ってなるところ。小説なんて,「机の上に開けて,開いた所をいい加減に読」めばイイのだな(^O^;) ★