まっとうなドキュメンタリーだけど,元通りになることは決して無いんだよな。毎日が死に至るエスカレーター。生贄はデータとして処理されるのみか…。

ピークは2000年以上前,それから漸進的に退潮を続ける街。遺跡を少しずつ修復しながら,仄かにデカダンの匂いを放ちつつも,人々の生活はかなり質素なようだ。5分の1の値段のコーヒーやロハのランチ…。路地には植木が置かれ,バイクや自転車が並び,猫が遊ぶ長屋人情>東京の下町と違うのは石造りであることくらいか? まぁ,アッピア街道サイクリングや猫コロニーは斬新な試みだが…。