私の浅草 (1976年)

私の浅草 (1976年)


17年前に買った古本読了。もっと気楽なエッセイかと思いきや,頁を繰るにつれてディープな噺になっていくのだった。ショートフィルムを見ているように,ぼやけているのに鮮やかなイメージ…。やはり私としては「味噌やの平さん」「浅草娘」「紅い鼻緒」「猫年の女房」「色衿」あたりの色っぽい文章が好みです。