地図のたのしみ (河出文庫 702A)

こんなポップな表紙ではない単行本。

古典的名著なり。

日本の地形図製作においてその芸術的側面がともすれば軽んじられる傾向がみられる、というのは1970年前後のことか。

鉄道帝国であった小田原の話はありがたや。ほー、私が生まれた頃に「普通鉄道」なる呼称はなくなったんか。谷峨まで踏み入って頂いて堀センセ尊敬。

終盤の筆者自身によるスケッチは素晴らしい。