破獄(新潮文庫)

手錠外し名人の佐久間。でも、手先の器用なニホンジンなのかー。

空への脱獄なんてアルセーヌルパンみたいやん。

北千住から西新井まで床上浸水。

網走刑務所では野菜や穀物の種類が多く、囚人の死亡率は低かった。

なんだかソルジェニーツィンを読んでる気分になってきた。

東京造船所へ囚人の労働で船を建造、南砂町四丁目にあったという。

時世が急を告げようが、戦前戦後を貫いて、この男にはブレないものがあったわけだろう。

でもさー、全般に看守寄りというか、権力に甘いのは引っかかるわけでふな。

特警隊なるものヤヴァイ。