模倣の時代 上巻

徳川13・14代将軍の死因は脚気。だが、洋法医は見抜けなかった。

しかし、外科については漢方医は門外漢。

明治天皇肝入りの脚気病院は洋中折衷。というより競合。

高木建寛はイギリス医学を学び、慈恵医大を創設。食事に窒素含有量を増やそうとする。

森林太郎北里柴三郎も歳をサバよんだ。

堀内利国の業績は模倣を卑しまない精神、模倣も辞さない現場的なセンスがあったからだ、という辺りはこの本のタイトルにもかかわる。