サインホさんって俺とタメらしいのです。多彩な声で唸り、さえずり、哭き、叫び、喘ぎ、軋み、琴線に触れてきます。一筋縄ではいかぬ、確かに孤独な魂です。このジャケットまるで宦官みたいです。

 

一方、こちらのスティーンさんは白人の一見「フツーの人」風ですが、何ちゅう声でありましょうか? やはり狂気を孕んで、金属的だったり、狂信的だったり、沙漠的だったり、浪曲風だったり、狼煙風だったり、なかなかに居たたまれない気分になるのでありまする。