ルックスはR&Bとか歌い出しそうなのに、マリアさんには地方都市のシスターみたいなプチ神々しさがありまふな。薄っすらとファド風味がありながら、波にたゆたう如き弦楽器の音と調和して心地よい。

超有名なこの曲だが、実は今回初めて歌詞を読んでみた(英訳付きでわかりやすい)。うわー、完全にシュールレアリスムじゃん。単語のつながりを解体し、ばらばらに投げ出すことで聞く者の日常を覆す。そして、滑らかに歌われつつも、血の雫や、烈しい手応えを感じさせずにはおかない。誰かこれをヒップホップ化しないかしらん?