2021-01-05 ■ モスラの精神史 (講談社現代新書) 作者:小野 俊太郎 発売日: 2007/07/19 メディア: 新書 意外にも? 真っ当な本。 ザ・ピーナッツのモスラの歌の歌詞を初めて知った。インドネシア語なのかあ! しかも、アノ古関裕而が作曲とはね。 新聞記者の中条と言語学者の福田は、原作小説では補完しあっていたが、映画では前者に重きが置かれた。 小美人はモスラの母親なのだという。 興行師役のジェリー伊藤の数奇な出自。 日劇ダンシングチームの民族舞踊を包摂した帝国主義性。 鐘の🔔音で鎮静される荒ぶる魂。 砧撮影所で東京タワーのセットを見上げる原作者3人の写真がシュール。 ニューヨーク破壊のシーンは全く覚えていない。