モスラの精神史 (講談社現代新書)

モスラの精神史 (講談社現代新書)

 

 意外にも? 真っ当な本。

ザ・ピーナッツモスラの歌の歌詞を初めて知った。インドネシア語なのかあ! しかも、アノ古関裕而が作曲とはね。

新聞記者の中条と言語学者の福田は、原作小説では補完しあっていたが、映画では前者に重きが置かれた。

小美人はモスラの母親なのだという。

興行師役のジェリー伊藤の数奇な出自。

日劇ダンシングチームの民族舞踊を包摂した帝国主義性。

鐘の🔔音で鎮静される荒ぶる魂。

砧撮影所で東京タワーのセットを見上げる原作者3人の写真がシュール。

ニューヨーク破壊のシーンは全く覚えていない。