絶滅危惧の地味な虫たち (ちくま新書)

絶滅危惧の地味な虫たち (ちくま新書)

  • 作者:貴, 小松
  • 発売日: 2018/03/06
  • メディア: 新書
 

 クロモンマグソコガネは河川敷の犬の糞を餌にしていたが、犬のマナー向上により、絶滅危惧種になっちまったんだと。

都会の小さく汚い水たまりで育つヤブ蚊と違い、ハマダラカは清涼な沢もしくは広大な沼や水田でしか育たない。

オドリコナガカメムシは現状天城山固有の種で、3ミリほどの地味な短足なのだそーな。

網を使わずにアリを獲る徘徊性の蜘蛛は、アリに飛びかかって噛みつくとすぐに離す習性をもつという。