江戸の川・東京の川

江戸の川・東京の川

 

 もう30年も前の本だが、川の歴史から見れば、まあ30年なんて一瞬に過ぎないわけで。

頼朝は下総国府から隅田宿まで、自然堤防上を進んだ。

上方のものは鎌倉河岸から、関東のものは神田川から荷揚げして職人町を形成した。

運河の多くは高瀬舟を曳くのに便利なように直線状に設計され、曳舟人夫の道もつけられた。