2019-06-09 ■ 謀叛の児: 宮崎滔天の「世界革命」 作者: 加藤直樹 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2017/04/21 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る へー、漱石と滔天の意外な繋がり。息子と柳原白蓮との駆け落ち。 そして、第三世界革命論。先進国ではなく、途上国から革命は起こる! しかし、中国やタイに出かけたり、少し後の大杉栄や金子光晴と比べても無軌道だなあ。 犬養毅や孫文との出会い。そして、挫折の果てに、浪曲師見習い! 中国人留学生のファンを獲得! ついに東京で革命運動勃興! と息もつかせぬ展開だが、アジアへの上から目線でない滔天の立場は新鮮。