- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2009/11/01
- メディア: DVD
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戦時下だからクビをちょん切るのは当然…。「決定的な瞬間に犯す誤謬は決して許されることのできない犯罪になる。……その瞬間が人道主義の仮面を被った殺人狂の仲間になるか,人間という美しい名に値するかの分かれ道です」と訴える宮口精二が圧巻。「人殺し!」とシュプレヒコールを上げながら及び腰で前進する特殊工人たちもいいシーンだ。日本軍お家芸(今も代用監獄で…)のリンチ,そして召集令状。まぁ,イタリアは降伏してるらしいから,あと2年の辛抱か。ラストで恋人を惨殺された有馬稲子が梶夫婦に投げつける礫の余韻! それにしても,老虎嶺のロケは北海道のどっからしいけど,荒涼感が素晴らしい。