• 「東京流れ者」

清順の映画から2年。その映画とは似もつかぬ内田栄一らしいポンコツ感がよいな〜。特にラストで,屑屋怪獣と化した渥美が警官隊から逃げるシーンなどはほんのりと笑えた。一旗上げに上京した旭川のジャガイモ男が金持ちのボンボンのオタク少年になけなしの50万をふんだくられる話自体には,何の奇天烈感もない(むしろ開発途上国では現在もありふれた風景)が,延々と過剰にはぐらかすような展開が必ずしも心地よくはないぶんだけ,妙に後をひく。そして歌謡曲の使い方は神代辰巳の上をいく。あーそして今日もフォークルだw ↓は本文とは関係ありません(~_~;)