トニオ・クレエゲル(Tマン・岩波文庫)

改版といっても大した変化はなさそう。やおい風に始まり,何やら芸術家の懊悩に包まれるほぼ100年前の小説は現代的かも。ドイツ人にありがちな地中海紀行でなくデンマーク行きってのが新鮮。