野上弥生子短篇集 (岩波文庫)

「死」何だかよくわからん。

或る女の話」一転、読みやすい。民話のよう、ってか昼ドラやん。

「茶料理」久子のコケットリーに振り回される依田。

「哀しき少年」おぼっちゃまの憂鬱と反抗。

「山姥」別荘で一人暮らしの中年女の徒然。

「名月」九州の葬式は良いものらしい

「狐」何と狐飼いのお話! 真冬に狐の交尾の番をする 樹になる老夫婦のギリシャ神話。人嫌いかと見れば厭戦家なり。