サハラの薔薇 (角川文庫)

最初はどうなることか、と思っていたが、イイ感じに盛り上がってきた。

フランスが軍事介入するマリ共和国に向かうハズだったハイジャック機とか、現在的やん。アルジェリアFLNに対し売国奴のハルキ。

星型の砂丘は移動しないから目印になる。

なぜか3・11まで絡んでくるんだけど、筆者は原発に鷹揚なようだ。ベドゥインは情け深く、ゲリラは殺しまくる、ってのがステロタイプやのー。

最後の追われるシーンは冗長。結末もまた、胡散草過ぎで、最後まで読み終わるのは苦痛でしかない。

汚染水放出とかガボンのクーデタとか色々とタイムリーではあった。