科学者は戦争で何をしたか (集英社新書)

ほー、ノーベル財団は上から目線なのだな。ま、初戦ダイナマイト屋のカムフラージュだしな。

ハーバーは毒ガスを開発するとともに、アンモニアの合成に成功した。

戦時下における科学者の立場は、戦争に協力を惜しまないうちは徴用されるが、その役目は終われば一切の政策決定から遠ざけられる。

殺した人数を正確に把握するため、ベトコンの左耳を切り取って針金に刺し持って来させる。

戦後、大きく変わったのは、科学研究に対するかつてない産業資本の投資と、その結果の商品化である。

潤沢な資金を調達できている研究機関ほど腐敗や不正を生む。

生活にも軍事にも活用できるデュエルユース問題。

組合活動にも積極的。啖呵も切ってたんだね。

しかし、戦争やら核やらへの楽観主義には賛同できぬ。