確かに「理念や理論における『欠如態』を中国に求めては批判を加える向き」にはゲンナリしているので、まだ40代の筆者の文は面白い。そもそも青土社自体が欧米様のエラそーな形而上学を啓蒙してきた出版社だったのだが、自己批判でも出てきてるんだろうかしら??

科学の権威とは、リスク管理という一種の「占い師」的権利でしかない、という筆者のテーゼはさんざん実感させられてきたことではないか!

命の保障をしてくれるのが、政治ではなく市場でしかない状況を補強する以上、「健康」はますます高値をつけていくだろう、というのも全く正しい。

サイバースペースは圧倒的に地理的不均衡性を帯びている。

万里の長城は中国と匈奴の真ん中と云うイメージ!

毛沢東は党と軍の主席を終生手放さなかった一方、国家主席の座からは文革に先立つ7年も前に退いていた!

農村出身者よりも、旧工場労働者の方が打撃を蒙った。

韓国は離島政権である。

三峡ダムについては、貧困地域である重慶付近の農村の民生向上が目的としてあった。

中国の漢字、漢文文化自体は閉じえぬ世界となり、永遠の他者は必要なくなる。