炭鉱にできるカンラク(陥落)池は炭鉱を掘ったあとに雨水がたまったものだと。子どもの世界に既に格差社会。石炭を洗ったどろの川のブロックをぴょんぴょんとぶ。

そして突然の炭鉱事故。

うちらが子どものころには、いくらでもあった話なのだけど、九州や北海道は「辺境」だったわけで、南関東の子どもには実感から遠かったのだ。小学校の時に転向してきた炭鉱町の女の子も数カ月で別の街に越していったし。