BARABARA(バラバラ)

BARABARA(バラバラ)

 

 表題作の人格が何十にも分裂して日常に侵入する話はしんどいが、おぉ、あの頃の大塚・南千住・上野だあ、と懐かしさに浸ってしまった。まぁでも、小学校教諭の退職金で妻子もちで文京区あたりの3DKマンション住まいって時点で勝ち組じゃんか。

ほかの2作も何やら危ない感じが漂い、20以上年上なのに若いなあ、と思ってしまった。そうか下北弁にとって、津軽弁は都言葉なのか。☆