神のごときミケランジェロ (とんぼの本)

神のごときミケランジェロ (とんぼの本)

 

ミケランジェロは,色々と巧妙に(臆病に)逃げているのね。☆☆★

 ・セルペンティナータ(蛇のようにとぐろを巻く螺旋状)はマニエリスムの先駆となった。

・大理石彫刻は「減らす」作業は可能でも,「増やす」ことはできない。

ミケランジェロソネットの名手でもあった。画面を見上げながら天井画を描く嘆きは,絵画など彫刻より遥かに劣るいう考えに裏打ちされている。

・88歳まで生きたが,人付き合いは殆ど無く,同性愛者なので家庭は持たず,しかし親族・弟子・使用人らは養った。食べ物や衣服などに頓着せず,いつも悪臭を放っていたといわれる。