文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
 

 

読み書きのできたスペイン側は,人間の行動や歴史について膨大な知識を継承していた。それとは対照的に,読み書きの出来無かったアタワルパ側は,スペイン人自体に関する知識を持ち合わせていなかったし,海外からの侵略者についての経験も持ち合わせていなかった。

穂先からまき散らされない実ほど,人間が採集するのに好都合なものはなく,それを人間たちが持ち帰り,一部がこぼれたりばらまかれたりして栽培がはじまったと考えられる。こうして栽培された小麦や大麦のうちで収穫可能であった個体は,一世代前と同様,穂先に実をつけたままでいる突然変異種の個体であった。

なんて辺りは面白かったのだが,うーん,長いなーーー。まぁ,正直退屈で,下巻を読むことはあるのだろうかしら??