- 作者: クレール・パルネ,田村毅
- 出版社/メーカー: 大修館書店
- 発売日: 1980/05
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20年ぶりくらいに読んだ。相変わらずナニイッテンダカ状態だけど,面白かった処を少しメモしておく。
「すべての誤読はよい。が,ただし,それが解釈の内にあるのではなく,本の使用法にかかわり,本の使用法を多様化し,さらには自らの言語内に一つの言語をつくり出す場合だ」「多様性を決定するのは部分でも全体でもない。それは各部分の間,または各全体の間に起こる何かであり,<と>である。<と>,<と>,<と>,どもること」「幻想を抱くのは手淫者しかいない。精神分析とはまさに手淫だ。普遍化され組織化されコード化されたナルシズムだ」「大きな断絶,大きな対立はつねに交渉可能だ。だが南から来る小さなひび割れ,知覚しえぬほどの割れ目はそうではない。……誰にでも自分の南がある。つまり,各人の傾斜の線または逃走の線だ。国々,階級,性にはそれらの南がある」
カンヌ@世界ふれあい街歩き
映画都市には興味ナイけど,漁師町ル・シュケは良いですね。猛然と pastis が呑みたくなってきたわ。La soupe de poisson を肴にね。