新崎盛暉が説く構造的沖縄差別

新崎盛暉が説く構造的沖縄差別

「日本に埋没することのない独自の歴史的主体としての沖縄の存在が東アジア諸地域から注目されるようになった大きな要因は,間歇的にであれ,大きくクローズアップされる沖縄の反基地闘争であった」そのことが東アジアの交流の輪を作り出していったのだが,ヤマトゥがこれに最も逆行している。その意味で「大震災を国際緊張緩和の転換点に」の章は最も興味深かった。