ジュゴン 海の暮らし、人とのかかわり (平凡社新書)

ジュゴン 海の暮らし、人とのかかわり (平凡社新書)


なかなかに微笑ましい本であった。じゅんいち君の勃起→射精はチト衝撃的だったけど…。
・ジュゴンの餌は海草で,その生えている場所を海草藻場という。
・根や地下茎まではがせるウミヒルモなどはすべてのパーツを食べるが,リュウキュウスガモなどの頑丈な種では主に葉の部分だけを引きちぎって食べる。
・海牛類では,胃や小腸ではほとんど消化吸収をしておらず,大腸で行なっているので,大腸が小腸に比べて長い。
・ジュゴンの糞はなめらかで細長く,きっちりと密度が高く,まるで緑色の人間の糞のようで,すぐにバラけることはない。
悲劇のステラーカイギュウや,沖縄の津波を予言する艶かしい人魚伝説なども忘れがたい。