残光のなかで (講談社文芸文庫)

残光のなかで (講談社文芸文庫)


滞仏の日常を描いた前半と,日本の過去と現在を往来する後半では,前半が<個>としてのフランス人を主体としているのに対し,後半は作者自身を主体としているように思える。好みとしては「オンフルールにて」「メルシー」「シネマ支配人」の3本の登場人物達が最も印象に残るが,「女ともだち」の慎子も個性的で捨てがたい。アルフォンス・アレーを読んでみたくなった。

  • 蛍光灯の交換

なかなかうまくいかず悪戦苦闘。小一時間かかってようやく成功! 自分を褒めてやった…。