ベリイスラーゲルナって何処のことかと思ったら,ストックホルムのすぐ近くなんだな。既に14世紀から鉄の開発が始まっていたらしい。森を追われるウブなクマとは北方先住民の比喩であるのかもしれない。工場の騒音と大気汚染を嘆くクマに対し,ニルスは工場の有益性を説く>なるほど,ラーゲルレーヴが国策地理歴史教育としてこのテクストを書いたのだから,当然か? 森の奥に引越しても,文明によって追い詰められるのは目にみえているのだが…。しかし,レックスの立ち位置って,もはや完全にネズミ男なのね。