一応見ましたよ。感想は「このリサとかいう女,大嫌い!! とっとと海の藻屑に成り果てればいーのに」以上終了。テーマはたぶん「肉欲を覚えた女の子が手足を生やして半魚人化し男の子を貪りにやってきた」話>だとしたら邪魔者の母親は抹殺しなければ…。鞆の浦?の風景やら海底の生殖発生やら烈しい潮の動きやら古生代を現出させる仕掛けは流石に凝っていて良かったが…。特養ホーム?の老女達(不思議なことに男性不在)は手足を奪われつつあるポニョであり結界によって護られているという図式なんだろうか? グランマンマーレが海=母=生命の根拠というわかり易い記号なのに対し,フジモトとかいう魔法使い?の位置づけが異様に曖昧(両義的)だし,世界の綻びって随分と安直に閉じられるんだなーーw

中世の建築物やその補修復元改装,如何にもなソーセージ・ジャガイモ・白アスパラもよいけれど,何たってレグニッツ川が素敵ですな。市庁舎が教会ゾーンと庶民ゾーンの折衷点である川の中州に立っているのは妥協の産物なのか? それにしても田畑智子の声は素晴らしい。