自由への道〈1〉 (岩波文庫)

自由への道〈1〉 (岩波文庫)


いや,単なる情痴小説だろ,コレ…ってのはむしろ褒め言葉。「嘔吐」あたりに比べれば,遥かに世俗的だ。自由についてのマチウの(ボリス経由ではあるが)説明↓ ほぼ首肯できる線である。2以降も読んでみようかな。 

人間の義務とは,自分のしたいことをすること,善いと思われるすべてを考えること,自分以外のいかなるものにたいしても責任を持たないこと,他人のあらゆる思考とあらゆる人間をつねに疑問に付すことなのだ。