• 「だれが,いばら姫を起こしたのか」(Iフェッチャー・ちくま文庫)

メルヘンを育んだドイツ語圏は,マルクスフロイトも生んでいるが,両者の方法論をツールとして,グリム童話を読み直した本。1970年前後という時代の気分を体現して些か図式的で楽観的であるが,当時の日本でも例えば寺山修司あたりが同様の試みをもっと手馴れた感じで物していたのを想い出す。現在では,あらゆる「物語」を再解読・誤読・妄読する試みは(良かれ悪かれ)ウェブ上でも百花繚乱の趣である。虚心に読めば「赤ずきん」は動物虐待,「ヘンゼル」は少年犯罪,「白雪姫」は異文化交流,「ブレーメン」はワーキングプアの希望,「シンデレラ」は血統偏重主義と云えなくもない。

前半は10分余りまるまるヴァージン喪失未遂噺でしたが,これを午後6時半からやるとはエライぞ,MX>壊死腹支配下の凶育委員会にイチャモン付けられんでよかったな。ある意味,性教育ヴィデオだもんなw ま,いたたまれんものはあるけどさ(笑) おサルさんだよ,元春&七美

  • Sugar って何か聞いたことあるなぁと思って調べたら,おぉ,「カレイドスター」の初代OP&EDではないか! うーみゅ,でも記憶にないorz