• 考えてみると,ルーカスやらスピルバーグやらがメインストリームになった80年代初めあたりからハリウッド映画を殆ど見なくなってしまった。こいつらの作品ってケッタクソ悪くって,一度として最後まで見た記憶がない。劇場では途中で席を蹴ってしまったり,ヴィデオでは悪態をつきながら早送りしたりってな具合。90年代まではイーストウッドやアルトマンには付き合っていたんだけどね。21世紀に入ってから,映画1本見る金があれば5食は食えるし,それまで全く視聴習慣のなかったアニメの方がずっとマシだと思うようになったので,一度も映画館に行っていない。映画は20世紀の娯楽・芸術だったのかしら?
  • 「ウルトラマン#34」今見ても充分面白い。駄MAXとの違いは役者の演技力が最大の原因なんだが,余計な人間ドラマめいたものを付加しない演出にもあるな。以前見たときは,科特隊の春闘やなって思ったんだが,今回はスカイドン形而上学的存在(重いというよりは空から堕ちてくるという)に興味をもった。春に降るスギ花粉はまだ問題になってなかった60年代。