シティ・オブ・ゴッド(02・BRA)

ある意味国辱映画なのだが,陰惨な話なのに笑えるのは,ポル語が少しマヌケに聞こえるからだけではなく,アメリカンニューシネマに通ずる裏青春映画だからなんだろう。時代設定が60年代後半であることは見終わった後で知った。神の町の王はジミヘンみたいだもんなぁ。いや,不謹慎だが,市街戦での瞬発力・神出鬼没さ・残酷さでは少年たちに勝る者はないのだな。最終的な主人公が,もてないカメラマンってのも巧い。